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2007年04月25日 2年1組に読んだ絵本(読み聞かせ) [2007年度 朝読]


1組さんは新学期になって今日が初めてです。
教室の前で待っていると何人かの子供たちが教室に戻ってきました。

(*'◇'*)  「今日、どこ?」

(*⌒0⌒)  「2年1組!」

(*'◇'*)  「やったー!」

うふっ。
そう言ってもらえて私も やったー! だよ(≧ω≦)

いつも教室の後ろの隅っこで読んでいるのですが、クラスの人数が多いからということで 「前で読んでください」 と担任の先生に頼まれました。
う~ん、前のほうが窮屈じゃなかったか?
次の絵本読みは一番前の机だけみんなで動かそうかな。


4月25日 水曜日(曇り)  2年1組
①『あいうえおうた』 谷川俊太郎:文/降矢なな:絵 (3分)
②『うごいちゃだめ!』 エリカ・シルヴァマン:文/S.D.シンドラー:絵/せなあいこ:訳 (7分)
③『どうぶつはやくち あいうえお』 きしだえりこ:文/かたやまけん:絵

    *     *     *     *     *     *     *     *

①『あいうえおうた』  福音館書店

あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)

あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1999/02/10
  • メディア: 単行本

最初はことばあそびの詩の本で静かに導入です。
2冊目がちょっと長い本だからね。
久しぶりの本読みは聴くほうもちょっと緊張しちゃう?
1ヶ月ぶりだしね。
読んでいるうちにだんだん聴く姿勢になってきました。

ちょろりと逃げてくトカゲ。

(*'◇'*)  「あ、しっぽだ」
(*'◇'*)  「トカゲは?」
(*'◇'*)  「あそこにおる」
(*'◇'*)  「どこ?」

ここ、ここ・・・と指でさしてあげると、

(*'◇'*)  「あっ、おった!」
(*'◇'*)  「切れたのがしっぽでよかったね」
(*'◇'*)  「おなかを切ってにげたりするとかいな」

いやあ、ないやろう~。

(*'◇'*)  「あるよ!」

まさか(笑)

ロバが吹くラッパ。
すっごく力いっぱい吹いてるね。

(*'◇'*)  「ネコが吸いこまれよう」
(*'◇'*)  「でてきようっちゃないと?」
(*'◇'*)  「落ちとうし」

音はしないのかな?

盛り上がったのが、最後の「ん」。

(*'◇'*)  「なんこれ?」
(*'◇'*)  「足があるよ」
(*'◇'*)  「かとりせんこう!」
(*'◇'*)  「だって足がある」
(*'◇'*)  「かとりせんこうが歩くとよ」
(*'◇'*)  「ラッパになっとうし」

う~ん、何者だろうね~(笑)


②『うごいちゃだめ!』  アスラン書房

うごいちゃだめ!

うごいちゃだめ!

  • 作者: エリカ シルヴァマン
  • 出版社/メーカー: アスラン書房
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 大型本

さあ次はこの本。
みんな高く飛ぶ競争のところからすでに興奮状態。
えぞまつの上まで飛んだと知ると、 「ええー!」 と大きな声が飛び交います。
ここでびっくり仰天の声があがったのは君たちが初めてだよ (≧ω≦)

そしていよいよ あひる と がちょう の うごいちゃだめ 競争が始まります。
ふたりは少しも動かない。
ぴくりともうごかないし、ひとこえもなかないし、はねいっぽんもぞもぞさせたりしません。
たとえハチがきても動かない

(*'◇'*)  「えっ」
(*'◇'*)  「うごかんと?」

うさぎがきても動かない

(*'◇'*)  「すべり台になっとう」
(*'◇'*)  「おもくないとかいな」

カラスがやってきても動かない

(*'◇'*)  「こんなに いっぱいおるとに」
(*'◇'*)  「のるくらいじゃだめとよ」
(*'◇'*)  「つっつかんと」

おいおい、そんなことカラスに教えなくてよろしい(笑)

突風で飛ばされても動かない。
ここはね、驚きより笑いのほうが優先するページみたいなのです。
どのクラスもここでは 「えー」 の声より笑い声のほうが多い。

(*'◇'*)  「(風に飛ばされたときに)はねがうごいたっちゃないと?」

う~ん、でもそれは自分で動かしたんじゃないからいいんじゃないかな。

人形のように転がるふたりのそばにやってきたのが・・・・

(*'◇'*)  「「「きつねだ!」」」

ここからはみんな緊張の連続だったようです。
2組さんは絶叫の連続でしたけど、1組さんは静かでした。
きつね の家の中でふたりが並べられたときも、
大きな鍋でシチューを作りだしたときも、
どちらを先に食べるか決めるときも、
み~んな固唾をのんで見つめています。
ほとんどの子の口が半開きなの。
ふふふ、ハラハラ ドキドキしてるのね(≧∀≦)

ときどき 「えっ」 とか、 「うそっ」 とか、 「どうして?」 という小さな声が聞こえてくるけど、
「ええーっ」というような大絶叫はありませんでした。
それだけ集中して聴いてくれたようです。
ものすごく緊張しているのが伝わってくるの(≧ω≦)

でもさすがに がちょう が鍋に入れられそうになったときは大興奮でした。

(*'◇'*)  「うそーっ!」
(*'◇'*)  「うごけんとよ!」
(*'◇'*)  「あぶなーいっ!」

両手で目を覆っている子もいます。
(かわいい~)

でもだいじょうぶ。
あひる の活躍で きつね が逃げていくからね。
子供たちも緊張から開放されたようです。
がちょう が食べられなくてよかったね~。


③『どうぶつはやくち あいうえお』  のら書店

どうぶつ はやくち あいうえお

どうぶつ はやくち あいうえお

  • 作者: きしだ えりこ
  • 出版社/メーカー: のら書店
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 文庫

1年生のときに読んだ本ですけど、「持ってきて」とリクエストされたのでカバンに入れてきました。
椅子に座ったときにすぐ 「持ってきた?」 と訊かれたし。
でも他の子は 「もういいのに」 ってことないかな。
なんて思ってましたが、本を見せると・・・・・

(*'◇'*)  「あっ、その本!」
(*'◇'*)  「それそれ」
(*'◇'*)  「これがいい」

そうなの? (*^-^*)
んじゃあさ、最初に私が読むから、そのあとみんな一緒に声をだして読もうか。
今日は 「あ」 から 「お」 までね。

「い」と 「え」は ちょっと難しくて言いにくそう。
でも最後の 「お」 はみんな声が揃って気持ちよく終わることができました。
次は「か行」を読もうね。

    *     *     *     *     *     *     *     *

さて、このクラスにはGくんがいます。
この男の子は、1年生の最初の頃から、その日の朝読の本の中で1番好きな本を教えてくれてるのです。
途中からほかの子たちも真似しだしたので、ほかのどのクラスよりもお気に入り本の傾向が正確に分かりました。

で、今日のGくんのお気に入りですが、『うごいちゃだめ!』 でした。

彼の声につられて、ほかの子も一斉にお気に入り本を言いだします。
圧倒的勝利で 『うごいちゃだめ! が1等を獲得。
20人が手を挙げてくれました。

Gくん、今年もよろしくね ヾ(≧∇≦*)〃


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