2006年06月23日 1年1組に読んだ絵本（読み聞かせ）

６月２３日　金曜日（雨）　　１年１組
①『おいしいおと　ちいさなかがくのとも2002年6月号』　：三宮麻由子：文／ふくしまあきえ：絵　（３分）
②『ねずみじょうど』　瀬田貞二：再話／丸木位里：絵　（８分）
③『わにさんどきっ　はいしゃさんどきっ』　五味太郎：文、絵　（３分）
④『どうぶつはやくちあいうえお』　きしだえりこ文／かたやまけん：絵

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①『おいしいおと』　　福音館書店

おいしいおと (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

• 作者: 三宮 麻由子
• 出版社/メーカー: 福音館書店
• 発売日: 2008/12/01
• メディア: 単行本

(*⌒0⌒) 　「みんな　朝ごはん　食べてきた？」

訊いてみると、半分くらいの子が　「たべてきてなーい」　という返事。
えっ、食べてきてないの？
朝　食べてこなかったら　お昼になる前に　お腹が空かない？

(*'◇'*) 　「すくー」

ああ、お腹は空くんだ。
じゃあ食べておいでよ～（笑）
と言いつつ　この本を読みました。

おいしそうな朝ごはんを食べていく擬音を楽しむ絵本です。

わかめを食べる音

みそ汁を飲む音

レタスを食べる音

ウインナーを噛む音

食べる音っていろんな音があるんだね。

プチトマトを食べるときは・・・・

(*'◇'*) 　「あ、ぼくも　あさ　プチトマト　たべてきた」
(*'◇'*) 　「わたしも　たべてきた」

ほんと？
おいしかったかな。

(*'◇'*) 　「あ～、おなかが　すいてきたよー」

ふふ。
明日から　しっかり　朝ごはん　食べてこようね。


すごくいい感じで聴いてくれていたとき、一番前の真ん中に座っていた男の子が擬音にあわせて首を振りだしました。
最初は小さな動きだったのですが、そばにいた子が笑ったのを聞いて気をよくしたらしく、歌舞伎のように振りはじめました。
こうなるともう止まりません。
振るわ　振るわ　振るわ・・・・；

(*'◇'*) 　「もうっ！　やめりーっ！」

ほかの子が注意するまで繰り広げられたのでした。
やれやれ＾＾；


②『ねずみじょうど』　　福音館書店

ねずみじょうど(こどものとも絵本)

• 作者: 瀬田 貞二
• 出版社/メーカー: 福音館書店
• 発売日: 1971/03/01
• メディア: ハードカバー

おばあさんから作ってもらった　そばだんご　を持って山へ　しばかり　に行ったおじいさん。
お昼になって　そばだんごを　食べようと思ったら、うっかり　だんごを落としてしまいました。
だんごは　ころころ　転がって、小さな穴の中にすっとん。
すると　穴の中から　大きなネズミがでてきて、だんごのお礼をしたいからと　おじいさんを　穴の中に連れていきました。

おむすびころりん　というタイトルでも知られているおはなしです。
おじいさんが連れていかれたネズミの穴の中。
どうやって小さな穴の中に入っていったんだろう。
みんな疑問に思ったようです。

(*'◇'*) 　「おじいさんが　ちいさくなったと？」
(*'◇'*) 　「じゃないと　あなの中に　はいらんやろうもん」
(*'◇'*) 　「あなが　おおきくなったっちゃないと」

うわあ　そりゃ怖い(*⌒ｍ⌒*)

おじいさんが持って帰ってきたネズミのおみやげを見てうらやましくてたまらない隣のおじいさんは、どうやって手に入れたか聞きだして真似することにしました。
ところが欲張ったためにネズミの穴に閉じ込められた隣のおじいさん。

(*'◇'*) 　「えっ、かえってこられんと？」
(*'◇'*) 　「いまも　あなのなかに　いるとかいな」

どうだろうね。

(*'◇'*) 　「おるよ。　だって　めが　みえんちゃろ？　でてこられんよ」

確かにね。
道を探しだすのは難しいかもね。


③『わにさんどきっ　はいしゃさんどきっ』　　偕成社

わにさんどきっ はいしゃさんどきっ

• 作者: 五味 太郎
• 出版社/メーカー: 偕成社
• 発売日: 1984/06
• メディア: 単行本

(*'◇'*) 　「よんだことある」

そういう声がたくさんあるかなと思っていたのですが、思いのほか少ない数の　知ってるコール　でした。
そんな中、「はいしゃさんに　あった」　という子がいて、やっぱり歯医者さんには置いてあるのねと思ったのでした＾＾

虫歯が痛～い　わにさんと、まだまだ遊んでいたい歯医者さん。
どっちも・・・・いかなくちゃいけないね

同じ言葉の繰り返しがこんなにも楽しい。

(*'◇'*) 　「おんなじこと　いいよう」
(*'◇'*) 　「まねしようと？」
(*'◇'*) 　「どっちも　おんなじやーん」

わにさんは　虫歯を削られて　いたいじゃないか　と怒るし
歯医者さんは　わにさんに噛まれて　いたいじゃないか　と怒る

わにさんは　おこっていても　しかたがな　とがんばるし
歯医者さんも　おこっていても　しかたがない　とがんばる

(*'◇'*) 　「ふたりとも　おんなじこと　いいよう」

うん、おんなじだあ。
大きな笑い声がたくさんあがりました。

この本は　２組さん　よりも楽しんでくれました（≧ω≦）


④『どうぶつはやくちあいうえお』　　のら書店

どうぶつ はやくち あいうえお

• 作者: きしだ えりこ
• 出版社/メーカー: のら書店
• 発売日: 1996/09
• メディア: 文庫

まだ時間があるね。
ぽそっと言ったのが聞こえたようです。

(*'◇'*) 　「このあいだの本　もってきた？」

ふふ、この本でしょ。
ちゃ～んと持ってきたよ。

このあいだ　「ほ」　まで読んだので、今日は　「ま」　からです。
ゆっくりゆっくり読みましたが、結局最後まで読み終えました。
最後のページが終わるとちょうどよい時間。
また来週ね。

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今日の１組さんは絵本読みの気分ではなかったようです。
まだまだ１年生の前半ですから　自分が中心で　まわりのことはあまり関係ないというのが正直なところでしょう。
聴いてくれる子はものすごく集中して聴いてくれますが、そうでない子は、読んでいる途中で何か気になることができるとそちらに没頭してしまいます。
そして何故かそういう子たちが一番前に陣取ることが少なくないのです。
頼むから、読んでいる途中、一番前で踊りださないでくれ～～～っ＾＾；

恒例となりつつある教室に帰る前の今日のお気に入り本報告。
１等は予想通り　『わにさんどきっ　はいしゃさんどきっ』　でした。
「いちばん　たのしかった」んですって。
そう言いながらも手に取られるのは　『どうぶつはやくちあいうえお』　なのでした。
今日で全部読み終わっちゃったからかな？　(≧ｍ≦)