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2005年11月29日 校内読書週間 3年生の「おはなし会」 [校内読書週間]


校内読書週間 3年生の「おはなし会」
11月29日 火曜日(晴れ)  1時限目 3年生 (8時45分から)

毎年、秋の校内読書週間の時季に45分授業の1コマをもらって1学年ずつおはなし会をします。
1年生から6年生の全学年で行い、今年は活動休止中のメンバーがいるため、ふたりで6学年をやりました。

1年生と2年生はもうひとりのメンバーが担当し、3年生と4年生は私の担当。
5年生と6年生はふたりずつ組んでやりました。


①『月人石』  谷川俊太郎:文/乾 千恵:書/川島敏生:写真
②『きつねのホイティ』  シビル・ウェッタシンハ:文、絵/まつおかきょうこ:訳
③『さる・るるる』  五味太郎:文、絵
④『小さなオンドリとダイヤのボタン』 「お話してよ、もうひとつ」より  アイリーン・コルウェル:選/よつだゆきえ:訳
⑤『オレ・ダレ』  越野民雄:文/高畠純:絵

    *     *     *     *     *     *     *     *

①『月人石』 (4分)

月人石―乾千恵の書の絵本

月人石―乾千恵の書の絵本

  • 作者: 谷川 俊太郎, 乾 千恵, 川島 敏生
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 大型本

導入の本に選びました。
乾千恵さんの力強い書と生命力溢れる川島敏生さんの写真。
そっと添えられる谷川俊太郎さんの詩はそれらを更に引き立たせています。
静かに静かにそしてひっそりと・・・おはなし会のはじまりです。

②『きつねのホイティ』 (13分半)

きつねのホイティ

きつねのホイティ

  • 作者: シビル ウェッタシンハ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 大型本

スリランカ独特のどっしりとした雰囲気とユニークな絵が魅力のこの絵本ですが、
お話が長いので朝読で読むか読まないか迷う本です。
遠目が効く古典のしっかりした話を読みたかったのでこの本を選びました。
表紙を見せると「見たことある」という子がちらほら。
いろんなところでお薦め本として紹介してある本ですもんね。

読み始めるとのっけから、
「マンゴウ?」
「果物みたい」
そのマンゴウじゃないって(笑)
ホイティが人間に扮装しようと洗濯物を盗んで服を着はじめ人間に早変わりしますが
「尻尾は!?」
ほんとだよ。
ふっさふさの尻尾がそのまんまじゃん!(≧m≦)

それに気づかないホイティはアンゴウの家に行ってご馳走にありつきます。
悪知恵の働くホイティですが
「ごちそうさまさまでございました。ありがとうございますでございます」と、とても礼儀正しい。
このちゃっかり者のホイティと、笑いものにされて黙ったままじゃおかないアンゴウ、マンゴウ、ランゴウの三人の戦いはなんとも平和的でゆったりとした時間が流れます。

読んでいるとなんだか自分もおおらかな気持ちになりそうで(笑)
大きなツッコミもなく読み終えました(^^)
おはなし会の最後に代表して感想を話してくれた男の子は
この絵本が一番印象に残ったんですって (^ー^* )

③『さる・るるる』 (3分)

さる・るるる

さる・るるる

  • 作者: 五味 太郎
  • 出版社/メーカー: 絵本館
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: -

この絵本って単純なんだけど、この単調さがおもしろい(≧m≦)

――さる・・・・くる
――さる・・・・みる
――さる・・・

「おちる?」
「 “ふる” やない?」
ふっふっふっ(≧∀≦) ・・・ける

――さる・・・・
「おちる! おちる! おちる!」
「あたるー!」
ほっほっほっ(≧ω≦) ・・・とる

――さる・・・・
「たべる!」
「くう!!」
「くう! くう! くう!」
へっへっへっ( ̄∀ ̄) ・・・うる

まあ~実に楽しかったです。
みんな次にどんな言葉がくるか大声で合戦のように叫んでくれて、当たってもはずれても大喜び(≧m≦)
息抜きにぴったりでした。

④『小さなオンドリとダイヤのボタン』 (9分半)

お話してよ、もうひとつ―コルウェルさんのお話集

お話してよ、もうひとつ―コルウェルさんのお話集

  • 作者: アイリーン コルウェル, ゆぐち えみこ
  • 出版社/メーカー: 新読書社
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本

次はお話――ストーリーテリングです。

七つの海のむこうの、ある国の、ある村に、ひとりの貧しいおばあさんが住んでいました。
その貧しいおばあさんが飼っている小さなオンドリが主人公。

ある日オンドリが知らない虫を見つけに庭の外にでかけていって道路の地面を掘ると、
なんとまあダイヤモンドがでてくるんです。
それだけでも充分不思議なのに、そのダイヤモンドがオンドリに話しかけるの。
――私を拾いなさい―― ってね(*⌒m⌒*)

「しゃべった!?」

まあ三年生ともなると当然の驚きです(笑)

オンドリはダイヤのボタンを拾って飼い主のおばあさんにあげることにするんですが、
ちょうど通りかかったトルコの王さまに横取りされてしまいます。
このトルコの王さまっていうのがすーごい太っちょなんですって。
その太っちょの王さまにダイヤのボタンを取り上げられてしまったオンドリは、
怒って王さまの御殿まで行き、王さまの部屋の窓辺に止まって大声でわめきたてます。

――コケッコッコー、トルコの王さま、ダイヤのボタンをかえせ、かえせ!――

オンドリの声があんまりうるさいので別の部屋に移った王さまですが、
オンドリもその部屋の窓辺に飛んできて再びわめきたてます。

――コケッコッコー、トルコの王さま、ダイヤのボタンをかえせ、かえせ!――

しつこいオンドリの耳障りなわめき声に腹をたてた王さまは
三人の太った召使いにオンドリを始末しろと命令しました。
最初は井戸で溺れさせてしまえと命じられた召使いたちはオンドリを井戸の中に放りこみます。

「ええー!!」
心配だよねえ。でも大丈夫、オンドリは自分のからっぽのお腹に水をぜーんぶ飲んどくれってお願いするの。
からっぽのお腹は井戸の水をぜーんぶ飲んじゃった。

「ええー!!」
最初の 「ええー!!」 とは違う 「ええー!!」 です(笑)

次に召使いたちは再び戻ってきたオンドリを火の中にほうりこみます。
「火は飲めんやろー」
そうだよねさすがに火は飲めないよね。
でもオンドリのお腹の中にはさっき飲んだ井戸水がたらふく入ってるのさ~( ̄∀ ̄)

オンドリがお腹に
――井戸水ぜんぶはきだして、この火をすっかり、けしとくれ――
と命じるとお腹はちゃーんと水を吐きだして火をすっかり消してくれちゃうの。

そこでオンドリは無事に王さまの部屋の窓辺に戻ってわめきたてたって訳です(≧m≦)

――コケッコッコー、トルコの王さま、ダイヤのボタンをかえせ、かえせ!――

ってね(笑)
そこで王さまは今度はミツバチの巣箱に放りこめって命じるの。
ひゃー、オンドリってばピーンチ!

子供たちも今度こそダメだと「うわーっ!」って悲鳴があがって大騒ぎ。
でもね、オンドリのからっぽのお腹ってすごいの。
オンドリが ――のみこんどくれ―― って言ったらミツバチ全部飲み込んじゃった!

「うそー!?」
「すげー!!」

すごいよねー!
オンドリのお腹ったら弥勒さまの風穴みたい(笑)

三度(みたび)舞い戻ってきたオンドリがまた

――コケッコッコー、トルコの王さま、ダイヤのボタンをかえせ、かえせ!――

とわめきたてるもんだから、
今度は王さまは召使いたちとどうやったらオンドリをやっつけることができるか相談しました。
その結果、王さまのだぶだぶのズボンの中にオンドリを押し込んで、
その上から王さまが座って潰しちゃうことに決まったんです。
王さまはこの名案に大喜び。
そして子供たちも大喜び。
みんなオンドリのお腹の中にミツバチがつまってるって知ってますからね(≧m≦)

それなのに!
このときお話が頭の中から飛んでしまったのです。
突然ひゅうーって抜けちゃって、
さっきお腹の中に何を飲み込んだのか忘れてしまいました。
ものの見事に( 〃..)ノ
一瞬 どうしよう と思いましたが、お話のリズムを崩すことなく自然に

――袋の中に入っているのは~?

と訊くことができ、みんな大きな声で
「ミツバチー!!」
と答えてくれて・・・するとお話も戻ってきて無事進められました。
聴き手の子供たちがとってもいい感じで聴いてくれていたので焦ることなくすんだのでしょう。
ああ~よかった ε-( ´・` )ふう~

王さまがズボンの中にオンドリを押し込むと、
みんなの目は期待に満ちあふれてキラキラしてます(笑)
その期待を裏切らずお腹のミツバチを吐きだしたオンドリ。
みんな大笑い(≧∀≦)
とても楽しく語ることができ、みんなの笑い声をきいて終わることができました(*^0^*)

⑤『オレ・ダレ』 (4分半)

オレ・ダレ

オレ・ダレ

  • 作者: 越野 民雄, 高畠 純
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 大型本

昨年度の1年生に朝読の時間この本を読んで収拾がつかず
「たはは・・・」な状態になってしまったこの本をあえて3年生に読んでみました。

闇夜にうごめく大きな動物の影
オレ、だれだ?

影の絵は動物の特徴をとらえていてなんの動物か簡単にわかっちゃいます。
そのため、1年生に読んだときは
「わかる! わかる!」と興奮して大騒ぎになってしまったんです^^;

1年生でも簡単に分かるのですから3年生にだってすぐ答えがでます。
でも1年生より少しおとなになったちびっ子たちは冷静です(笑)

ふたつほど読んだときにひとりの子がいいました。

「絵を見たらすぐ分かるよー。隠して読んで~」

お! ナイスなアイディア!
クイズ形式だね。
みんなも それがいい と賛成で意見がまとまりました (o^▽^o)
早速、本を見せずに本文を読んでなんの動物か考えてもらって、
答えが出揃ってから絵を見ながら答え合わせという方法に変更しました。
これが大成功。
絵がないと案外ほかの動物と迷ったりするのです。
すっごく盛り上がりました。


最後に出典本の紹介をして終了しました。
学年代表の男の子の 「ありがとう」 の挨拶をきいて、
お礼を言い終わった頃にちょうどチャイムです。
整列して教室に帰っていく子供たちが 「ありがとうございました」 とひとりずつ声をかけてくれて
すごくうれしかった(≧▽≦)

今回は全学年にプログラムを作りました。
オレンジ色の折り紙の白いほうにプログラムを書き「八角たとう」を折ります。
折りあがった「たとう」の中心の白い部分を緑に塗ると柿に見えて秋にぴったり。

IMG_0700-1.jpg


プログラムは全部手書きにしました。
全学年分ですから書くのも折るのもきつかったけど、
とても喜んでくれたので嬉しかったです(* ̄∇ ̄*)

2時限目は同じ部屋で4年生です。
それはまた後日に。
5、6年生のおはなし会の様子も近いうちにご紹介します。


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